四季織マーカー


四季織マーカーを全色ゲットしたので試し塗り備忘録です。

随分前にフォロイーさんがお持ちでとても気になっていたのですが、あれもこれもと浮気をしているうちに随分時間が経ってしまいました。







四季織マーカーとは

セーラー万年筆さんから出ているインク『四季織シリーズ』から、『十六夜の夢』『月夜の水面』のインクがマーカータイプになりました、というもの。

公式サイトでは一本から春夏秋冬の各5本セットから全色セットまでお好みで購入できるようです。




筆先は筆タイプと細字ペンのツインタイプ。


筆タイプのほうはキャンドゥのアルコールマーカーより少し固めな感じでしょうか。

ダイソーのアルコールマーカーほどカチカチではないかなという印象。


細字ペンのほうはざっと比較してみた感じマルチライナーで言うところの0.1ほどの細さ。
水に溶けるので使うなら塗り終えてからになりますが、線画にも使える細さは有難いです。

因みに染料インクなのでアルコールマーカーを重ねても滲みます。

これはこれで何か表現に使えないかなと思ってしまいますね…。



色見本

並びは上から春夏秋冬。
字が残念な点はご容赦ください…用紙はホワイトワトソン。



色見本の段階で海松藍、土用、藤姿、金木犀、仲秋、霜夜が特に気に入っていたのですが、実際絵に使ってみてびっくり。土用が想像以上にドドドド好みでした。


これが

こうなる

焦げ茶色から赤や緑が溶け出してとんでもなく好きです。
(色見本で本領発揮させられてない点は色見本としてどうなのか)



マーカーとしての用途はもちろん、水で溶かして水彩のような表現もできる四季織マーカーですが、用紙によって扱いに違いが出ます。

左がアルビレオ水彩紙、右がマルマンの製図用スケッチ。ざっくり四角くマーカーで塗って水で伸ばします。
なんか四角が増えてますが、マーカーを塗ってある程度経ってから伸ばした場合と、塗ってからすぐ水で伸ばした場合を上記二種類の紙で比較したところです。

濃い色の場合、なるべく早めに伸ばさないときれいに溶けないのでちょっと急ぎめで塗るようかもしれません。画像のインクは秋セットの山鳥。


因みにイラストに使用する際も紙はアルビレオ水彩紙を使用しました。


インクを吸い込みやすい紙だときれいに溶けないので、使用の際は滲みどめが施された水彩紙を使用することをおすすめします。風邪を引いていてもいけないので試し塗り大事。


初手マルマンスケッチに試し塗りして「あ、どうしようペン画以外に使えないかも」とかなしい笑みを浮かべたものですが、そんなことなくて良かったです…。

乾ききらないうちに次を塗ろうとすると上手く色が乗らないので、その辺の加減は徐々に慣れて行きたいところ。



次に、シャーペン線(左列)と水色シャー芯のカラーイーノ(右列)の上から塗ったあと、線が消えるかどうか試してみました。

上段はマーカーに水をちょい足し、下段は完全に溶かして伸ばしきってから消しゴムをかけました。

ある程度残ってしまいますが誤魔化せばなんとか…? ドローイングならこれだけ消えてくれれば十分かなぁとも。



製品仕様上使い切りになるので、今後リピートしたい色が出てきたら呉竹さんのからっぽペンと気に入ったインクを購入すれば同じように楽しめるのではないかなぁと今からそわそわしていたりします。ちゃんと使いなさいな、自分。


予め好きそうな色にあたりをつけてインクとからっぽペンを購入するも良し、私のように四季織マーカーを手にして、気に入った色だけ購入してペンに詰めるも良し。

インク4本分? ほどになりますでしょうか? で20色のインクが試せるので個人的には大満足なお品でした。
水彩絵の具とも併せてみたい。


ここまでお読み下さった方、お疲れ様です。長々とお付き合い頂き有難うございました。


追記。
とっても忘れていたのですが四季織インクには万年筆用カートリッジがあります。本のような見た目がとてもかわいい!



単品はこちら。


可愛いケースにカートリッジが3本、それで400円行かないのは嬉しいですね。見た目も楽しい商品大好き。


因みに尚貴堂さんでは四季織カートリッジがぴったり12冊収納できる洋書型のケースも半端されています。かわいい。


井の中のなんとか

イラストと画材が好きで気ままに描いています

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